■「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」プレスプレビュー [Page1] 

1.新感覚ジェットコースター?
皆さんご存知ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに2007年3月9日、新しいアトラクションが登場しました。その名が日本初 新感覚ジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」です。USJとしては2004年1月に導入されたスパイダーマン以来の大型アトラクションの導入ということになります。


アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド

「ジェットコースター」というからにはコースターなわけですが、いわゆるコースタータイプのアトラクションではなく、本気の大型屋外コースターです。国外のテーマパークではUniversal Studios Islands of AdventureのIncredible Hulkに代表されるように大型コースターの設置は珍しくはないのですが、日本の2大テーマパーク(USJとTDR)の中では初の試みであると言えます。

初の試みってのはいつでも苦労が伴うもので、今回も例外ではありません。国外のテーマパーク事情はよくしらんのでおいておくとして、少なくとも日本のテーマパークに来るゲストは絶叫マシンに乗りにきているわけではないということ。富士急にきているゲストとはちーとばかし、客層が違うわけです。そこに大型コースターを投入するにあたって、どうしたら受け入れてもらえるか、そこで出された一つの結論が、”新感覚”なのです。


では、その”新感覚”とはどういうことか、それはオフィシャルページの方をご参照ください・・・・って、手抜き?!いやだってー、すんげー詳しく書いてあるんだもん。もうあえて書くことねーっす。コースターに対して非常にこだわりをもっていらっしゃる方が手がけていることもあり、今までのオフィシャルサイトでは考えられないようなマニアックな解説が書かれていますのでぜひ一読ください。(※現在は通常のアトラクション情報ページになってしまいました。)

とまぁ、それだけではあまりにもなので簡単にこのコースターの特徴を列記すると・・・
  • 日本では今まで味わえなかったエアタイム(浮遊感)、滑らかな乗車感が楽しめる。
  • ライドは床に足が着かなく、上半身が自由で開放感抜群。
  • 乗車中音楽が聴ける。世界初、選曲機能付きオーディオシステム搭載。
  • ライドのボディにLEDが取り付けられ、夜間走行する姿は流れ星のよう。

開放感抜群のNITROのライド
森の中を疾走するNITRO

オフィシャルページにも書かれていますが、このコースター、コースター界では知らない人はいないであろうBollier & Mabillard社の製造です。B&Mは抜群のエアタイムと開放感あふれ、滑らかな乗車感で定評のあるNitro(ア メリカ)の製造会社。いままで日本にもB&M製のコースターは存在しますが、このNitroと同じメガコースタータイプはありませんでした。そして今回アジア初でできちゃったのがこのハリウッド・ドリーム・ザ・ライドってわけです。マニアのみなさんにはごちょごちょ説明するより説得力のある事実ですよね。マニアにとってはヨダレもんの出来事なわけです。

とはいっても、「同じタイプ」なだけであって、コースも規模も設計も何もかもNitroとは違う、オリジナルコースターです。「同じタイプ」なだけで手放しに判断するわけにはいきません。コースターは乗ってみないと分かりませんからねー。さてさて、そのできばえはいかに、といったところです。

そんなわけで恐れ多くもこのコースターのプレスプレビューに参加させていただけちゃいました。今回こんなチャンスに巡りあえたのはローラーコースターマニアック!のシンタローさんのおかげ。シンタローさんはなんとUSJのオフィシャルページでもコースターマニアとしてコメントを寄せています。んでは、当日のセレモニーなどの様子も交えながら紹介していきたいと思います。


2.ファーストインパクト
まずはUSJゲート前でいつもの絶叫仲間と現地集合。日程は3月8日。オープン1日前です。



到着すると早速こんな景色。見慣れたエントランスの景色が様変わりです。うわー、ほんとにB&Mのレールだー、あの曲線具合がなんとも・・・と、ヨダレだらだらでみているとそこに試運転のライドが疾走・・・なんじゃこりゃ?!すんげー静かだ。意味分からん。園内の音楽やら喧騒にまぎれると、ほんとに頭上で走っていても気づかないくらいの走行音です。もともと走行音は静かな方である機種なのですが、今回はさらに静かな走行音を実現するため、梁とレールに砂をいれて共鳴音を防いでいるとのこと。これにより、走行音で園内の雰囲気を損なわないと同時に、ライドに搭載されたオーディオシステムも生きてくるわけですね。


3.オープニングセレモニー
プレス受付して入園、まずはプレスセンターに移動します。場所はSTAGE33です。


資料一式
プレスセンターの様子

入り口で資料一式を受け取り会場内へ。なんですかこれ。だれの結婚式?プレスセンターという響きからは想像できない雰囲気に圧倒です。人数も相当集まっているいるようで、写真の後ろにも立ち見の人がいっぱいの状態。やはし規模が違います。

ここでは、さくさくと本日の工程、概要の説明をされ、オープニングセレモニーの会場となる、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのエントランス前に移動です。


社長挨拶
ドリカム登場

セ レモニーが始まるとまずはグレン・ガンベル社長の挨拶。なんだかやけにダミ声でしたがこれが地声?声ははじめて聞いたのでちょいびびり。続いてドリカムの登場です。みなさんご存知かと思いますが、今回このコースターのために曲を書き下ろしているんですねぇ。もちろんライド乗車中に聞ける曲の中にもUSJスペシャルバージョンとして入っています。

園内をパレードしてきたドリカムが会場に到着すると、上の左の写真の「HOLLYWOOD ”     ” THE RIDE」の抜けた部分にお二人の手で"DREAM"をはめ込むセレモニーが行われ、華々しくグランドオープニング。このへんはテレビで見た方も多いのでは?


その後、ドリカムと抽選で選ばれた12組42名の一般ゲストが第一号の乗車体験です。実は"あの"コースターマニアさんもこの第一号乗車に急遽参加。乗車後の感想インタビューで、みんな「楽しかったけど乗車中のことはよく覚えてないですー」なんてコメントが続く中、一人マニアックな感想を言って司会者をびびらせる・・・のを期待してたんですが、インタビューは受けず。残念。

こうしてセレモニーが終了すると、いよいよ待ちに待った試乗タイムです。

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