■CHIMELONG PARADISE

DIVE COASTER
ダイビングコースターと呼ばれる、なかなか特徴のあるコースター。Bush Gardens AfricaのSheiKraなんかと同型機ですが、コースレイアウトが微妙に違います。



早速エントランスへ。特にテーマがあるわけでもないようですが、単なるコースターとしては造形をがんばってる方かと。






エ ントランスに入ってキューラインへ。キューラインにコースターの説明看板のようなものがあって、当然内容は読めないんだけど、読める漢字と英字の部分を眺めてみると、こんなすげーコースターなんだぜーの説明みたい。エレメントの説明やコースターメーカー名なんかも挙げてあって、遊園地内の一般向けの掲示物にしてはなかなかマニアックな内容。




ホームに到着。
はい、ここでこのコースターの特徴その1です。ライドが横10人乗り×3両という意味わかんない構成になっております。端っこに乗ると完全にレールからはみ出てます。シートは自由に選べます。ていうか自由すぎ。特に待ちラインを指示されるわけでもなく各自好きなラインへ。さて、希望のラインをキープできたとしましょう。普通ならこの時点でとりあえずそのラインのシートに座れることは確定のはずですが、ここは中国。そんな常識は通用しません。ゲートが開いて乗車開始と共にそのキープしたレーンはあまり意味をなさなくなり、入り乱れてシート争奪戦です。降車側のホームに手荷物置き場があるわけですが、悠長に荷物なんて置きに行こうものなら人気のシートはあっという間になくなってます。だって そもそも人気レーンは乗れる人数以上並んでたりするんだもん。一応乗り場に入れる人数は1回の最大乗車数以内にはしているみたいで、乗れないってことはないけどね。


乗り込んでハーネスの固定を確認したら、おもむろに足元の台がういーんと降下。そうです、このコースター特徴その2、フロアレスコースターなんです。ライドの床が無く足ぶらぶら。



スタートして巻上げ開始。巻き上げきったら左へターンしてファーストドロップへ。



このコースターの特徴その3がこのドロップ。90°まっさかさま、しかもご丁寧に落下直前
で 一時停止して、寸止めしていただけます。最前列のシートだとまさに落ちかけ、これから落ちていくレールを眼下に超絶ワクワクな景色が楽しめちゃう。最後尾だと停止時はまだドロップポイントの手前なのでイマイチ。端っこに乗るとドロップに差しかかる時に、直前まであったキャットウォークが切れて、突然足元に何も無くなる感じがとってもワクワク。


ひとしきりじらされた後、固定を一気に開放してドロップ!なかなかの落下感が楽しめます。



ファーストドロップ後はインメルマンループへ突入。ドロップを落ちきったあたりから+Gがぐぐぐっと、う、う、うお おぉぉぉ、頭いたーーーい。振動激しすぎ。このコースター乗り心地のよさでは定評のあるB&M製であり、同型機であるSheiKraは相当なめらかだという話もきいているので、本来は滑らか走行の快適コースターのはずなんだけど・・・・メンテが悪いんですかね。まだできてからそれほど年数も経ってないのに。まじで、おまえ木製かよ、っていうくらいの振動。おそらくライドの重量もかなりあるはずなので、それも振動増加の要因になっているのではないかと。


インメルマンループをこなすとぐいーんと上昇して、再度90°ドロップ
。減速はするものの、こちらはじらしはなくてそのまま止まらずドロップ。そして地下トンネルへ突入です。




地下トンネルを抜けてぎゅわーんとターンした後、水ばっしゃーん。
こ れオフライドで見てると大迫力なんですが、乗ってるとまったく濡れることも無く、なんのことやらさっぱり。最後尾で見てみようと後ろを振り向いてみましたが、肩まであるハーネスに邪魔されてまったく見えず。たいしたブレーキ効果があるわけでもなく、乗車感覚にはまったくと言っていいほど影響なしです。


このばっしゃーんはどうやってるかというと、最後尾のライドの下にこんなパーツが付いていて、走行の勢いで、これで水をかきだして上に吹き上げてるって感じ。


ばっしゃーんの後はくるりと水平ループして終了。


とにかく乗り心地が悪いのが残念。もうすべてが台無し。まったくリピートしたいと思えない感じでした。本来の乗り心地ではないはずなので本当に残念です。90°のドロップとじらし時の視覚効果のワクワク、ドロップ後の地下トンネル突入なんかは評価したいですね。乗り心地よければ爽快なコースターなんだろうなぁ。


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