■Six Flags Great Adventure

EL TORO
韓国のEverlandのT Expressと兄弟機なインタミン製木製コースター。こっちが兄貴なわけですが、私はT Expressの方を先に体験済み。
というわけで、T Expressと比較してどんなあんばいか、というのが今回のレビューの肝に・・・・なんねーよ!!あほかー!ぜんぜんちげーよ!!すげーぜこれ!あははははは。



冒頭から飛ばしすぎです。落ち着いて、まずはゲートをくぐり・・・


縦長スペースのキューラインをならびーの・・・


ホームへ進入。ホームはこんな装飾。なんとなーくスパニッシュ?そう、EL TOROはスペイン語でthe雄牛。闘牛的なスペイン的な、なんかそんなニュアンスがテーマなのね(てきとー、かつ曖昧)。


ホームに到着。やっぱりほんのりすぱにっしゅ。




T Expressは汽車な感じだったライドも牛さんイメージ。基本構造はT Expressと同じで2席×3列、シートベルト+ラップバーのみ。背もたれも低めで視界良好。何も文句はございません。


スタートして巻上げ・・・って、はぁ?!ちょっとまて。速すぎるだろこれ。風を感じる速度です。子供向けのミニコースターだったら走行速度がこのくらいなんじゃないかと思うほど。T Expressの動画見直したけどやっぱりこんなに速くねーや。なにものだこいつ。




その速度のまま減速することなく、ありえない角度の壁ファーストドロップへ。T Express同様、転げ落ちるような超絶ドロップ感。サイコーです。




ファー ストドロップの後は間髪入れずに2連続で大キャメルバック。やっぱり、ラップバーにモモを打ち付ける激しいマイナスG。前だろうが後ろだろうが関係なくバカ浮きです。ていうか、キャメルバックの放物線状にそのまま投げ出されてる感じ。このキャメルバックはキューラインの目の前を通っていくわけですが、キャメルバック頂上を越える時は、キューラインの皆さんからそろってOhooo!と歓声。さすが、わかってますな(笑)




序盤の洗礼を受けた後、T Expressとの決定的な違いはここから先。キャメルバックをこなして上昇したともったら、ギャンって右に傾き、激しいカントの大ターン。


大ターンのプラスGにぐぐぐっと絶えていると、プラスGを開放しつつ、またギャンって。もうこの写真、木製コースターのものとは思えんわ。






その後、直線の浅いキャメルバックを若干の木組みの中疾走感を伴いながら気持ちよく走り抜けると・・・


は い。ここから先は写真切れでーす・・・・だってね、ここから先は地を這うようなコース展開。オフライドではなかなか写真とれましぇん。地面すれすれをすげーカントがついたターンで右へ左へ。しかも速度はまったく落ちずに、ぎゃんぎゃん振られます。でもぜんぜん痛くは無い。どうなってんだこりゃ。後半は若干アップダウンも加わって、ちょうどFUJIYAMAのサーフィンコースみたいな感じ。
この地を這うコースに入る直前の出来事なんですが、ぐーっと、左ターンしながら速度を保ったまま上昇していって、頂上付近で先の視界がまったくわからない状態で、突然どひゃーっと強烈なドロップ。もうね、ここサイコー。いいよ、ここ。あいらぶここ。たくさんコースター乗ってると先行くコースを見てれば大体の挙動の予測はつくわけで、自然と体も準備してるわけなんですが、ここはそれを許してくれない。不意をつかれて突然引きずり落とされて、「?!なんだ今のー!わははは」という感じ。初回乗車時は感動しました。



このコースターとりあえず文句が見当たりません。もういいです、参りました。100点です。コース展開良すぎ。神がかってます。初回乗車後の第一声は、「はえーな、これ」でした。木製らしからぬ速さ。それもそのはずスペック的にみても、RCDBによると2010年7月現在で稼働中の木製コースターでは世界2位の速度。最初から最後まで速度が落ちず、それでいてこの木製らしからぬコースを疾走。ゆったりしたり、だらけたり、冷静に分析したりなんてことを許さず、常に興奮状態をキープできます。息つく暇が無いとはこのこと。このへんがT Expressとの大きな差かと。そして乗車後はおなかいっぱい、満足感満載、心から楽しかったと思えるコースターです。


Home