■鷲羽山ハイランド

スタンディングコースター/バックナンジャー
スタンディングコースターは立ち乗りライド、バックナンジャーは普通の座るライドが逆走(背面走行)。それぞれ名称が異なりますが、同じコースで時間帯により両者を入れ替えで運行します。


コースはこれといって派手なところは無くいたって普通。規模だって中以下でしょう。富士急やナガシマといったレベルの絶叫が充実した遊園地なら2番手、3番手の扱いになるようなコースターです。しかし、コースをよく見てみると、気になるホップとかがちりばめられている。お?これもしかしたらもしかするんじゃね?と、ちょっとだけ期待をもって早速乗車。




ホームだっていたって普通。遊園地にありがち過ぎる風景でしょ。


まずはバックナンジャーのライド。これまたコメントが思いつかないほど普通。昔ながらのトーゴ製ライドです。



そしてスタンディングコースターのライド。一躍有名になってしまった、トーゴ製の標準的なものです。もはや現存も数少なく貴重な存在です。


巻き上げ。うん、普通。背面に巻き上げの絵は目新しいかしら。でも逆バンデットあるしね(始めたのは恐らくバックナンジャーの方が先かな?)。


巻 き上げたら左にターンしてファーストドロップ。ええ、普通。でもまあスタンディングと逆走だし、巻上げから助走をつけてのドロップだしで、ファーストインパクトとしてはそれなりに。スタンディングはこのタイプのライドは先頭だと足元までさえぎるものが無く、なかなかの開放感・不安感が味わえます。


ファーストドロップの後はなんと縦方向に回転してまっ逆さまに!きゃー・・・・・・うん、垂直ループだね。無駄にテンション上げても普通なものは普通。


問題はここから。垂直ループを抜けるとまずキャメルバックその1。


そして水平ループを抜けると・・・


こんな感じでふわっと上昇


さらにその後ホップ!






そして右ターンして、最後に極め付けがコレ!スコン!っと落としてすぐホップ。でもってトーゴですから最後にひょいっと上昇してブレーキングなわけなんですが、これまたホップの直後の出来事。
これらの一連の浮きそうなエレメントが、期待を裏切らず浮いてくれるんです。浮かなかったところは無かったのかといわれるとちょいと記憶があいまいですが、乗ってて「おー、次浮きそう」と思ったところで肩透かしをくらった覚えが無いので全部浮いたんじゃないかなぁ。特に最後の落としてホップは面白い。

でさ、「期待通り浮きました」だけならまだ普通なわけなんですが、これでスタンディングっすよ。立った状態で浮いちゃう。足がふわっと離れる感じはだいぶ新鮮。乗る前までまったく期待してなかったと言うのも手伝って、意外な高評価になりました。こりゃあ隠れた名機と言ってもいいんじゃないかなぁ。


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