■東京ドームシティ アトラクションズ

サンダードルフィン
インタミン製メガコースター。このコースターのすげーところはその立地条件。なんてったって東京都文京区、東京のど真ん中ですよ。こんなとこにメガコースターつくっちゃったってのがすげー。



パークの外からみるとこんなよ。よく詰め込んだなぁという感じじゃない?




早速エントランスへ。エントランスは階段を上って3Fにあります。


エ ントランスの階段が二列に分かれていますね。右が一般、左は予約入口です。このコースターは携帯電話を使って時間指定の乗車予約ができるようになっていて、予約した指定時間に行って携帯の画面を見せれば、乗車直前までショートカットさせてくれます。オフィシャルサイトでも説明してあることなのですが、なぜか利用者は極少。ちょっと会員登録作業がいるからかなぁ。っていったって簡単なものだし、費用は一切かからないし(携帯のパケ代以外ね)、こんな便利なもんはないので是非利用してみてください。この階段の上にもキューラインがあり、もちろんそこもショートカットさせてくれちゃいます。



シートは選べず前から順にご案内。荷物は反対側のホームに設置されたロッカーに。黄色とオレンジのライドがあり、ロッカーの色も対応してます。自分が乗るライドの色のロッカーに入れましょう。道路のすぐそばを走ったり、園内も所狭しと歩行者の頭上を走ったりするコースレイアウトなので、当然乗車時には一切物はもちこめずチェックもちょい厳しめ。





ライドは見慣れたインタミンのライド。相変わらず開放感抜群で最高です。先頭にはThunder Dolphineのロゴが。



これまたインタミンお得意のホームからいきなり巻き上げ
。 先頭に乗って見上げると実に壮観。巻き上げの左に見えるのはライドフォト。とりあえずスタート時にパチリと撮影。スタート時には軽快な口調でコースターの説明やら、コースターに纏わる噂話をアナウンスしたり、良い雰囲気を作り出す努力が見られます。話す内容も何パターンかで毎回変えていたり、しゃべりにあわせてホームに居るスタッフ全員でアクションしたりと好感がもてる感じ。


巻き上げはワイヤー一本釣りタイプでとっても静か。高さ80mまでいってらっしゃーい。上昇につれてこのコースターの立地の異常さがよくわかります。下を見れば普通に道路、見渡す限りビルばっかりのど真ん中。すげーとこにつくったなぁ。



巻 き上げたら間髪いれずにファーストドロップ!このファーストドロップ、公称値は角度80度となっていますが、実際は74度のようです。四捨五入でもないし、ちょいサバよみすぎじゃねーの?でもそれでも74度。正統派コースターの落下角度としてはいまだに日本一(かな?)のビッグバーンコースターが75度。でもって、こちらは落差66.5m。いい角度な上に、十分落下感も楽しめる落差で、なかなかに迫力あります。日本では有数の優れたファーストドロップでしょう。


気持ちいいファーストドロップを堪能した後はぎゅーんとビルの上にかけあげってぐいんとターン。ビルの上では浮きそうな浅いキャメルバックがありますがここはイマイチ浮かず。






ビルの上からぎゅんっってターンながら穴くぐりドロップ。ギミックというほどのものではないですが、こういうのいいわ、好きです
。いい角度で穴に突入するので、あたっちゃいそうな感覚が楽しめます。


そしてブーメランターンしながら、センターレス観覧車の中を通過。イルカの輪くぐりをイメージしてるんだそうな。観覧車の輪っかはかなりでかいので、ここは視覚的効果はなし。気にしてなきゃ通過したのもまったく気付かないほど。




ブーメランターンして最下点までドロップしたところで浅いキャメルバック。ここが一番のエアタイムポイント。ふわっと上品に気持ちよく浮きます。ここで右側から2回目のライドフォトが撮影されるので、にっこしポーズ。


そしてもう一回ビルの上へ駆け上がり。ここでも頂上で浮きます。しかも浮いたところをぎゅん、ってターンするのでなかなか面白い。ビルの上では右へ左へむにゅむにゅバンク。ケツがむにゅむにゅ左右に動くだけで、だからどうしたです。すっかり減速してしまっているのでだらだら感をなんとか紛らわそうという措置なんだろうけど、まあ蛇足ですな。



最後にビルの上から右ターンしながらドロップ後、ブレーキングして終了。このターン、見た目すげー角度で曲がってそのままドロップしてて無茶なコース取りに見えますが、乗ってみると意外にそうでもない。でもぎゅんってターンしながら落ちるので最後のお楽しみにはなるかな。


全体的に乗り心地もよく、無理な挙動もなくて実に気持ちいい。惜しいのはやはりコースの短さですかね。しかし立地を考えれば致し方ない、むしろ頑張ってるほうではないかと。それよりもこの立地でこのコースターが楽しめることを評価すべきでしょう。仕事帰りに立ち寄れるところでこのドロップとこの乗り心地。こんな贅沢ほかにはないですよ。


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