■Lake Compaunce

Wildcat
お山のコースターBouder Dash以外にも、ここLake Compounceにはふつうの木製コースターもあります。そう、ふつうなんです。ふつうで規模も小さい木製コースターです、が、このコースターの特筆すべきは、その古さ。1927年設置だってさ。1927年ってあなた、簡単に言うけど、昭和2年ですよ。あやうく大正ですよ。想像つく?ってことで1927年の出来事をちょっと調べてみました。

・上野・浅草間に日本最初の地下鉄が開通する。(なかったの?!)
・睡眠薬を多量に飲んで
芥川龍之介が自殺(生きてたの?!)
・日本で初めてハマチの養殖が行われる(・・・・?!)

・・・まあどうでもいいんですが、とにかく、昭和2年ってことは戦前ってことです。清太と節子が防空壕でほたるを飛ばす、ずーーーっと前にアメリカではこんなもんに乗って、うひょうひょ言ってたわけですよ。おそるべしアメリカン。


コースはドロップとゆるーいターンと、比較的地面に近い、低い位置で浅いキャメルバックを繰り返す感じ。実際に乗ってみると、やはしマシンに歴史を感じます。ゴトゴトと進み始めてみると・・・

!? なんかライドがぐにゃぐにゃする!

そう、コースの曲線や凹凸にあわせてライドがうねうねゆがんでいるのです。おいおい、大丈夫か?走行中ばらばらになってもおかしくなさそうですが・・・。しっかし、1927年設置のものが今もふつうに動いてるって事が驚き。きっとメンテが行き届いているんでしょう。何度か改修もかけられているみたいです。


日本に木製コースターがはじめてできたのは、ジュピター(城島後楽園ゆうえんち)で、1992年のこと。日本では順番が逆になってしまって、最近木製が考案されたような感覚ありますけど、このWildcatにのると、やっぱコースターの元祖は木製なんだなーなんて感慨にふけってしまいます。



しかしまー、いまだ現役で、今乗っても「ふつう」に感じるってのがすごいじゃないですか。1927年製なんていわなきゃ分からないくらいふつうに楽しめるコースターです。ファンサイトによると、現在も運行していて、かつずっと設置場所が変わっていないものとしては、世界最古のコースター・・・のうちの一つだそうです。「最も」なのに「〜のうちの一つ」。英語特有の表現で、結局正確に最古なのかよくわかりませんが、ほぼ最古ってことだーね。こんな古いコースターを残し続けるところに、アメリカ人のコースターへの愛を感じますね。


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