■Macau Tower

Skyjump
マカオを知っているでしょうか?香港からフェリーで一時間弱で気軽に行けちゃうとこです。まあ知ってる方がまず想像されるのはカジノでしょうかね。世界遺産なんかもたくさんあって、とっても観光地なわけです。んで、そんな観光情報をここで紹介するわけもなく、注目すべきはマカオ半島の南端に位置するマカオタワー(Macau Tower)です。



高さは338m。東京タワーが333mですから、まあだいたいアレくらいってことです。だいたいみなさんお察しのとおり、このタワーには楽しいアトラクションが設置されているわけです。タワーのアトラクションといえば、ラスベガスのストラトスフィアタワーが有名ですが、さてここはどんなものか。



上 の写真はタワーを下から見上げたの図ですが、上のよくある展望台らしき丸い部分、あそこから地上まで生身でワイヤーにつるされながら落ちてみましょう、という夢のようなアトラクションです。いままで、タワーやら展望台やらに登ると、「あー、ここからバンジーしてみたいなー」なんて、誰しもが思っていたと思いますが、ここではその夢に近いことをかなえてくれるわけです。え?そんなこと死んでも思わない?またまたー、ご冗談を。隠さなくてもいいのにー。というわけで強引に次いってみましょう。


タワーの1Fロビーに進入すると、早速それらしきコーナーが。実はこのタワーにはSkyjump以外にもさまざまなアトラクションが設置されており、それらの運営はバンジー界では知らない人はいないであろう、あのAJ Hackett Bungyの運営なのです。

エントランスに入るなり、わき目も振らず、ずんずんこのコーナーに進んでいくと、スタッフのにーちゃんが英語で「なんかやってみる?」みたいなことを言っているみたい。すかさず、コレコレとパンフを指差しながらうったえると、「別料金かかるけど平気か?」みたいなことを言ってくる。あたりまえである。このためにわざわざ日本からやってきたんだっつーの。「あそこでチケット買え」と指差されたカウンターでチケット購入。早速タワーに上るために地下に・・・そう、このタワー、展望台に行くエレベーターはなぜか地下から出発するという不思議な構造だったりします。



展望台
に到着すると、なんともグレイトな 景色がお 出迎え(写真左)。といっても展望台にきて景色をみている場合ではない。早速受け付け(写真右)に向かうと、一発で日本人と見破られ、日本語ができるおねえさんがでてきてぺらぺらと説明を始める。なかなか日本人観光客慣れしているご様子。ここにサインしてください、と出されたのがお決まりの死んでも文句言いませんの誓約書。英語で書いてあって読んでる時間はないし、まったく説明もしてくれなかったけど、どーせ書いてあることは同じだろ、ってことでさくさくサイン。


受付を済ませるとこんな専用スーツにお着替え。かっこいいかどうかはおいといて、義務です。必ず着させられます。しょうがない。ちなみに夏の香港は常に30℃オーバー・・・しゃれにならない暑さです。3人がかりでハーネスを付けられて準備完了。順番を待ちます。



待 つこと10分程度、やってきました順番が。こちらがジャンプ台。まずは飛ぶ前に記念写真をパチリ。スタッフにコマネチ!コマネチ!といわれ、なぜかスタッフと二人でコマネチをしている写真を撮る羽目に。どうやら、日本人=コマネチといっとけばとりあえず喜ぶ、という思考回路があるようです。まあいいです。そんなプチ情報はおいといて、早速ハーネスとワイヤーを結束して準備完了。



ここで、このアトラクションの仕組みについて説明しておきましょう。先ほど「ワイヤー」と書きましたが、このアトラクションはゴムでびよーんといく、いわゆる「バン ジー ジャンプ」ではありません。ワイヤーは写真のような装置に巻きとられて固定されていて、人がワイヤーにぶら下がった状態でロックを解除すると左のでっかいファンを回しながらワイヤーをのばしていきます。このでっかいファンの抵抗が減速器となって一定の落下スピードを保つ仕組み。いや、断言しちゃいましたが、たぶん、そう、かな(弱気)?見た感じだけでの判断です。もしかしたらファン以外にも減速の仕組みがあるかも。まぁとにかく、そんなわけなんで自由落下ではないんですね。

「世界最高の商業用減速降下」としてギネス登録されているとのこと。
このファン、落下するときには「ぶふぉーーーーーん」というものすごい音をたてます。跳ぶ前の恐怖感のあおりに一役かってて、なかなかいい感じです。


自由落下ではないということもあって、実は事前の期待度はそれほどでもなかったんですが、それでもさすがにジャンプ台の上から下を見下ろせばわくわくです。写真はジャンプ台と同じ高さの展望台から下を眺めるの図。地上233mです。うっとり。ここから生身で飛び降りられるかと思 うと、 どんなコースターに乗っても何も感じなくなってしまった体でもアドレナリンの放出が感じられます。にしても普通に考えたらこの状況下でこの落ち着き方は異常だよなぁと、自分の体を心配しているうちに、その時はやってきました。



スタッフのカウントダウンとともにジャーーンプ!
一瞬の落下間の後、すぐにグンっとハーネスが食い込みます。この状態で一時停止して、記念撮影タイムなのです。写真はズームされてるのであまり高度感が無いですが233mです(正確にはちょっと落ちてるけど)。でもこの撮影いらねーよなー。ジャンプの余韻のまま落としてほしいのにー。ちょうど一階下の展望台の辺りでとまるので、展望台からさらし者状態です。ひとしきり撮影が終わると「ばいばーい」といわれてワイヤーロックをリリース。


しゅるしゅるしゅるーっと落下・・・・うーん、やっぱりこれ落下じゃないです。降下ですね。東京ドームシティアトラクションズにスカイフラワー
っ てあるじゃない?あれに近い。あれをすげー高さから生身でやってる感じ。うん、まさにそれ。上の写真で左右にもワイヤーが張ってあってそれに体がつながってるのがわかりますかね。このワイヤーをガイドとして降下していくので大きく振られることもなく、非常に安定した状態です。

そんななんで体感的恐怖はほとんど無いといってもいいでしょう。正直、降下中は「ふーん、こんなもんかー」って感じでした。これは視覚とそのおかれた状況を楽しむアトラクションですね。なんといっても、あのタワーの上から生身で降下できるという夢が実現できるってとこがポイントです。展望台から見る景色の中を風を切りながら降下。ぐんぐんと地面が近づいてくる。とっても爽快、かつ貴重な体験だと思います。

地面に到着するとハーネスをはずしてもらって終了。最初に乗ったエレベーターにのって上にもどれといわれます。あのスーツのままロビーをうろうろ。ちょっとはずかしいじゃないか。


以上、お決まりの跳んだよの証明証と記念Tシャツと会員証のセットとタワー入場とあわせて、MOP618、日本円で9300円程度(2006年7月現在)です。ちなみにこの会員証、提示するだけで世界中のAJ Hackettのアトラクションが20%OFFだそうで、なかなか優れものかも。跳んでるときに撮られたビデオやら写真やらも後で見せてもらえて買うことができます。

しかしこれはなんとか自由落下が味わえるようにならんかね。そしたらほんとにアドレナリン万歳アトラクションなのに。安全上これが限界なのでしょうかね。次回の機会があれば、ぜひ夜やってみたいですねー。夜景もすばらしいだろうし、またちがった爽快感が味わえるのではないかと。

(その後、なんと2006年12月17日に自由落下のバンジージャンプも登場。とんできました。

さて、このタワーには他にもたくさんのアトラクションがあるわけなんですが、その中から代表的なものをちょっとだけご紹介。



まずはこんなもの。Skywalk Xです。写真の状況分かりますかね。地上233mの展望フロアからの写真です。展望フロアの周りにタワーの周りをぐるっと一周するように通路・・・じゃないよなぁ、普通だったらタワーの造形物の一部にしかなり得ないようなところを歩けちゃいます。安全ベルトが上のレールにそって
ガラガラ引きずれるようになっていて、それをつけて歩いていきます。



途中、フォトポイントがいくつかあり、端っこに座ってみたり、外側に乗り出してみたりといろいろな危険なポーズをさせていただけます。いやー、なんておバカなアトラクションでしょうか。大好きです、こんなの。高所恐怖症の方にとっては卒倒モノでしょうか。まあ、Skyjumpやればこれ以上の状況が味わえるだろってことで今回は却下。




も うひとつはこちら、Mast Climb。これどこだか分かります?展望台フロアのさらに上、遠くから見ると針みたいになってるところ、あそこまで一般人がふつーにアトラクションとして登ることができるんです。338mのマジてっぺんですよ。すげぇ。階段なんてものがあるわけも無く、支柱にむき出しに付けられたはしごをえっちらこっちら登っていきます。なんでも、全工程に2時間かかるとのことで、今回はやむなく断念しましたが、これはぜひやってみたい。これをみて興味をもったあなた!一緒に行きましょう(笑)

興味を持った方はこちらをどうぞ。
マカオタワーオフィシャルサイト(英語)


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