富士急ハイランド

高飛車 [Page1]
【2012.05追記】
本レビューはオープン前に乗車した時のものです。オープン後乗車してみたらまったく乗車感が異なることが分かりました。Page2の最後にオープン後のコメントを追記しています。それ以外はオープン前の記事であり、オープン後の状態とは別物であることをご承知ください。

ええじゃないかから早5年、富士急恒例の5年サイクルの大型コースターです。ありがたいことにオープン前に試乗する機会を頂けたので、一足先にレポートいってみましょう。で、以下の写真やらレポートですが、オープン後はもろもろ変更になる箇所がある可能性も十分あることをご承知くださいませ。




初のご対面は園外から。車でパークに近づくにつれて、ええじゃないかやらFUJIYAMAやらがにょきにょき見え出してるんだけど・・・うーん、見えてこないねぇ、高飛車な人。このコースターはドイツのGerstlauer製のEuro Fighterというモデルで、もともとそんなに大型ではないコースターのモデルなんです。なので「5年サイクルの大型コースター」とは言ったものの、なかなか見えてこなくても、「あーまあそうだよね」というくらいの感じ。上の写真はパークから結構はなれた場所からズームで撮影。タワーの最高部が43m。後ろに写ってる巻上げが最高部79mのFUJIYAMAなので、その規模は推して測るべしと言ったところ。






そ れでも近づいてみればこの通り、ででーんとなかなかの規模で、Euro Fighterの中では過去最大規模と言えます。 おおぉ、いいじゃーん、否応なしにテンションもあがります。早速ライドがテスト走行しているのが見えますが、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドやらカワセミやらに負けず劣らず、異常なまでに静かな走行音。設置場所はドドンパのブレーキ後のホームへの戻りのレールのすぐ横、元ムーンサルトスクランブルがあったところです。




駅舎の外観は白に独特のフォントで「高飛車」。うーん、シンプル。ええじゃないかのぶっとびはどこに行っちゃったんでしょう。



回り込んで反対側が入り口。ドドンパのホームがある側です。屋根の下がキューラインで真ん中に見えるのがその入り口、んでその右の方にもうひとつ看板が見えるのが絶叫優先券専用入口です。なんだか中華な感じをかもし出す雰囲気ですな。



キューラインを抜けるとやっと駅舎入口。奥は絶叫優先券専用入口。んでそろそろ乗れるかと安堵したところで・・・




ま た屋外に出てスロープのキューラインがお待ちかね。これは知らないと心が折れそうになりそうだ。ちなみにここにはいつものようにモニターとスピーカが設置されていましたが、お得意の洗脳音楽があるのかどうかは不明。このときは普通に注意事項的なものが流れてました。絶叫優先券専用入り口の方はこのスロープは通らず、ホームに直通です。






ス ロープをひいこらこなして、ホーム入り口に到着。入り口のドアは自動ドアになってましたが、どういった案内方法になるのかね。後述のホーム内の整列の柵から予測すると、ホームの中の様子を見ながらある程度の人数をまとめてホーム内へ案内って感じかな?フリーパスじゃない人はここの自販機でのりもの券が買えるみたい。ボタンを見ると男性or女性かつ年齢別のボタンになっていて、ある程度のアンケートが取れるようになっているのかな?って、既存のアトラクションもなってるのかしら?買ったことないからしらん。




スロープをひいこらこなして、ホームに入ると・・・わぁ、市松模様、ロッカーまで!




ぬお、水墨画的高飛車!



ああ、やっぱりお習字的高飛車!てな具合に、一気に「和」な感じが強い雰囲気に。でも水墨画の上の赤い漢字の模様なんかを見るとやっぱり中華なエッセンスも取り入れつつと言ったところでしょうか。ちなみにこの赤い漢字は中国の大字(数字をあらわす漢字で、日本の現用だと「壱」とかのことね)のようで、4は抜かして右から1,2,3,5,6,7と繰り返し書い てあります。 同じ漢字がライドにも振ってあり、これがライド番号になっているのだそう。というわけなのでライドは全部で6台存在するってこと。





スタッフのユニフォームはこんなの。居酒屋店員じゃないかというもっぱらのうわさ。帯に短し、たすきに長し、はどっちにするんのか決まってんだかどうだか??オープン後どうなるかはわかりません。このユニフォームの柄は「高飛車」の文字と、絶叫にちなんだ富士急テイストな四字熟語が羅列してあります。




ではライドを確認。ほらね、ノーズに「陸」ってあるから6号車ってことっす。ライドは最大5台の同時運行ができるのだそう。実運用で5台運行するかどうかは未定とのことですが、結構回転は良いマシンになりそうな予感。



   
このコースターのライドは一両編成で、4人×前後2列の8人乗り。腰のシートベルトとショルダーハーネスです。垂直回転系なのでショルダーハーネスやむなしですが、ええじゃないかよりは窮屈じゃない感じ。前のノーズ部は低いので前列に乗れば視界は良好です。上の写真で前列と後列の間に切れ目があるのは、一両編成といいつつここで分離してい て、ねじれ方向に可 動 するようになっているみたい。へぇぇ。デザインはどちかっつーと中華テイストよね。



   
ライドの背面下部を覗くとリニアモータ・ブレーキ用の磁石が確認できます。黄色いバンパーの左右の銀色のやつね。車輪の上には泥除けらしきものが見えます。ライドの形状からして、これがないとレール上の汚れや水を跳ね上げちゃうんでしょうかね。




   
一両編成のライドなわけなので、乗車ゲートは2列一組のみ。その2列を区分けするようにながーく柵があります。ってことはですよ、ここで前列か後列か選んで並べるってことではなかろうか。オープン後の運用がどうなるかわからんけど、だとすると嬉しい仕様だな。



   
希望の列のシートに乗り込めたら早速スタート。まずは暗闇の中へ進入です。行ってらっしゃいませ〜。

続きはPage2



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