■「ええじゃないか」プレスプレビュー [Page1] 

1.「ええじゃないか」ってなんなのさ
「ええじゃないか」ってなんかコースターの名前らしいんですけど・・・てな感じで検索サイトからこのページにたどり着いた人もきっといることでしょう。というわけで、まずは「ええじゃないか」ってなんなのさ、というところから話をはじめたいと思います。そんなこたーわかってる、おれをだれだとおもってんだ、という方は読み飛ばしてください。

一言で言うと、とんでもねぇコースターです。はい、一言で言い過ぎました。まあおちついてください。場所は富士急ハイランドです。富士急ハイランドは1996年にFUJIYAMA、2001年にドドンパと、5年おきに大型のアトラクションを導入する計画を打ち出しています。そしてドドンパから5年たった今年、2006年7月19日に「ええじゃないか」がオープンというわけなのです。



みなさんご存知FUJIYAMA
驚きの加速のドドンパ

では、ええじゃないかとはどんなコースターなのか、なにが とんでもねぇのか。このコースターの原型はアメリカにあります。Six Flags Magic Mountainというコースターフリークなら知らない人はいない、フリークでなくてもその存在くらいはきいたことあるんじゃないかというくらい有名な絶叫パークにある、X(エックス)と いうコースターです。なんとこのコースター、走行しながらシートも前後方向に360°回転してしまうという代物なのです。通常の3次元の動きに加えて座席の回転でプラス1次元で四次元コースター(4th Dimension)などと呼ばれます。このタイプのコースターは世界でこのXただ一機のみ"でした"・・・そう、世界で二機目がこの「ええじゃないか」ってことです。ほらー、すごい気がするでしょ。気だけじゃなくてほんとにすごいことです。

しかも単純に同じものを輸入というわけではなく、コースレイアウトを含めて改良を加えて、バージョンアップ!お得意のギネス世界記録の認定も受けました。ギネスの内容は回転数。座席自体の回転で7回、レールのループで2回、レールのひねりで5回の計14回でギネス記録とのことです。


ギネス世界記録認定証

そんな世界中が注目するコースターのプレスプレビューに参加させていただけるという、とんでもなく名誉な機会をいただき、この度オープン前に乗車することができたというわけです。非常に貴重な体験をさせて頂きましたので、コースター乗車以外の説明会の様子やエピソードなどなども交えてお伝えしていきたいと思います。


このような機会を提供していただきました、関係者のみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。また、大変失礼ではありますが、本レポートでは、批判的な内容も隠さずにお伝えすることをお許しください。雑誌等のメディアの紹介では得られない、乗車した人間の生の意見、生の情報が得られるという、個人サイトの存在意義を考えてのことですので、ご理解の程よろしくお願い致します。

2.現地に向けて出発
では、順を追って行きましょう。まず、起床時間は7時・・・・あ、そんなところからスタートしなくていいですか。そうですか。日程は7月7日。新宿から現地までバスの送迎があるとのことで、新宿に集合です。集合場所に到着すると大型観光バスが3台。案内されたバスに乗り込むと、いかにも取材ですという感じのスーツ姿の方から、どうみても遊びに来てるだけだろという感じの若者まで、意外に硬くるしくなく普通の雰囲気でちょっと安心。そして一路富士急へ出発、っとここでバスガイド登場。こんな輸送するだけのバスにバスガイド?!さすが富士急行だ、などと妙なところに感心。ちょっぴり観光案内なんかも聞けちゃって微妙に観光気分です。

バスの中では資料一式が配布されると同時に「名刺を提出願います」・・・やっぱりねー、使うだろうと思って作ってきたのよ、名刺。個人参加だし微妙かなとおもったけどやっぱり作ってきてよかったー。んで、もう一枚名刺を用意して、受け取ったケースに入れて首からヒモでさげて・・・おお!なんかプレスっぽい!かっこええじゃないか(笑)などと盛り上がりたいけど、一人だから仕方なく心の中だけで盛り上がってるうちに現地に到着です。



資料一式(抜粋)

3.説明会
到着するとホテルハイランドリゾートへ通されて、一緒に参加した絶叫サイト関連の管理人さん達と合流。まずは昼食です。ホテル製とおもわれる中華の豪華弁当が用意されています。すげーいい待遇だなぁ、と庶民丸出しで感激。昼食が済むと説明会会場に移動して説明会です。



説 明会の様子はこんな感じ。かなり広い会場です。まず、上の写真にあるスクリーンに映画の予告のような感じでかっこよくまとめられた紹介ムービーを上映、そしてそのまま乗り撮りムービーが流されます。どよめく会場。そうだろうそうだろう、すげーんだよ、これは、と同席した絶叫サイト管理人さんたちは思ったに違いない。少なくとも私は思ってました。それが終わると、富士急行社長挨拶、スポンサーのマクセル社長挨拶、スピードスケート選手の岡崎朋美さん挨拶と続きます。「ジェットコースターにもほどがある」の著者である宮田珠己さんもコメントを発言されていました。

注目すべきは富士急行社長挨拶。社長としてはかなり若い方で、コースターにもかなり力を入れているとみえて、有益な情報、エピソードをたくさんいただけました。
社長挨拶からの情報を下記に列記します。
  • ええじゃないかの構想はドドンパが完成した2001年の暮れからスタートしていた。
  • ちょうどムーンサルトスクランブルが撤去された年でもあるので、その代わりとなる世界最強のキワモノコースターを作りたかった。
  • 社長はXにも乗車されている。ええじゃないかにも6/27に一番に乗車した。
  • レールは国産。国産することによって、Xよりも精度がアップし、スムーズな乗り心地が実現できた。
  • ライドはアメリカ製だが、安全性を最重視し、今回用に設計をしなおした。
そんなところで、いよいよええじゃないか試乗に移ります。


Page1 [「ええじゃないか」ってなんなのさ〜説明会]
Page2 [「ええじゃないか」にご対面]
Page3 [試乗(前半)]
Page4 [試乗(後半)]
Page5 [降車後]
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