■アメリカ絶叫ツアー2011 [Page2] |
■3日目 |
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今日の予定はKings Islandへ行く予定なんだが、昨日の一件ですっかり戦意喪失。絶対オープン前に着くぜっていう気合はもはや無く、まあそれなりの時間に起床。さて、足の具合は・・お、ももは昨日よりだいぶましになってる。が、あれ?なんか同じ右足のひざがアザっぽい痛み。記憶は無いけど、昨日乗車中にでも知らぬ間にぶつけたかなあ、と思いながらKigs Islandへ向かう。 ついでに谷底では結構な振動で頭がんがん。これが本当に結構な振動だったのか、自分の壊れかけている頭がたいしたこと無い振動に過敏に反応しただけなのかは定かではないです。 結果、動きがそれほど激しくないってのもあり事なきを得る。回転中、照明やらを使って演出が入り錯覚効果があって不思議な感覚。なんだかビックリハウスを思い出したよ。なにやらストーリー仕立てになってるし、ただのぬる目設定のトップピンも演出で変わるもんだなあとちょっと感心。 規模としてはミニコースターの部類になると思うんだけど、カーチェイスを模していて、パトカーの間を縫って走ってみたり、途中、停止して炎による演出がはいったりと、実際のコースターの乗車感以外の付加価値がふんだんで、アトラクションとしての魅力が高いコースターです。 その前にすがる思いで、湿布の換えくらいもらえないかとパークのファーストエイドに駆け込んでみるも、ICEがでいいか?っていわれて氷を与えられた。いやぁ、これ意味ねーだろ、と思いつつもしばらく冷やしてみたがやっぱり意味無いのであきらめてコースターに乗る作業に戻る。 もはや根性で激痛と共に最後尾に乗り込む。 そしてこの2回目の巻上げ以降がBEASTの本気。ドロップというよりも坂道といったほうが的確な感じの傾斜の直線をぐんぐんスピードを上げながら下っていく。その先には先に迫ってくるのはトンネル突入とともに、えいや!っと左にカーブしたコース。え?え?え?ちょ、この速度であれ突入して大丈夫なの?う、わ、怖い、絶対、身体、やばい、わーーー!! 「ミシッ!!」 首です。ミシッっていったっす。いや、まじで終わったと思った。その後はずーっと左カーブしながらトンネルの中をがんがん疾走してフィニッシュ。すごかった・・BEASTって名前に妙に納得。ほんとBEASTに襲われた気分だわ。健康体なら「おおぉ。」位なんだろうけど、この身体状態でアレはほんと恐怖。ミシッとのやつはムチウチは免れないと思ったけど、降りてみたら意外となんとも無くて、事なきを得る。 最後に悩んだけど、どうしても気になったRacerに乗車。 複線のコースター。こんな感じで金網フェンスを挟んで両側に乗り場があって、青ライドと赤ライドが同時に出発してレースが楽しめる。複線タイプのコースターでちゃんと2両走ってるのに乗ったことが無 かったので、その雰囲気をどうしても体験しておきたかった。いや、こちらではそれほど特別なことはないコースターなんだろうけど、日本には存在しないわけ で、仮に存在しててもその雰囲気は絶対日本では出ないわけで。 もうスタート直後から隣のライドに挑発しまくり。本気でレースを楽しんでる。いいですね、こ ういうのに熱くなって楽しめるのは、と、一人足激痛でしかめっ面のおっさんが、その様を温かく見守って終了。 さて、この時点でひざは限界をとっくに超えてる。10m歩くのに脂汗たらたらの状態。死ぬ思いで車までなんとかたどり着いたものの、車に乗れない。だって足上がんないんだもん。激痛に絶叫しながらなんとか足をねじ込み乗車。 乗ったはいいが、運転できんのかよ。ちょっと時間おいたら復活するかもね、ってことで駐車場で休憩してたらどっぷり1時間位寝てしまい、まわりはほとんど車がいない、時間的にも過酷な状況に。結局復活ならず、右足はやさしーくアクセルに乗っける専門にして、ブレーキは左足、原則速度調整はクルーズコントローラで行うという、危険極まりない運転でなんとかホテルへたどり着く。 ホテルの部屋の中の移動もままならない状況で、明日からのことを検討する。クレジットカード付帯保険のエマージェンシーデスクに電話して相談してみるも、病院の紹介ということでよろし?みたいな事務的な反応。いやまあそうなんでしょうけど、ちょっとどんな対処案があるとか相談したい気分だったんだけだけどね。とりえず病院にまでいくかどうかは即断できないので、電話は切ったものの、どうすんのよ、これ。仮に早期帰国するにしたって、この足でエコノミー十何時間なんて地獄、って言うか無理。そもそも空港までたどり着ける気がしない。どうにかしなきゃと考えても、どうすることも出来ず、悲愴な状態で寝落ち。 |
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