■アメリカ絶叫ツアー2011 [Page6]

■7日目
翌日が帰国日なので、今日が実質の最終日で丸一日フリー。んでもって予定もフリー。そう、フリーなのよ。やることないんだよぉ。余裕があったら行ってみようと思っていた観光スポットは昨日のうちに行ってしまった。興味のあるスポットが見当たらないまま、ノープランでホテルをチェックアウト。足の具合はさらに良くなっており、これならパークに行っても、例の体ガチガチの乗り方でならそれなりに楽しめそう。

とりあえずレンタカーは借りておくべきだったか・・と、激しく後悔。今の状況で行ける可能性があるパークはダウンタウンから比較的近い位置にあるSix Flags Gerat America。特にめぼしいマシンは無いので当初予定ではスルーしてたんだけど、この状況では贅沢言ってられない。大して興味が無いところでもんもんと暇をつぶしてるよりは有意義なはず。

公共交通機関で行く方法は無いものかとネット検索してみるも、有益な情報は得られない。ダメもとで、日本に居る絶叫仲間に「行く手段ないですよねえ」と問いかけてみたら、「あったよ」って、かるーくお返事。すげー!さすがっす!大感謝しながら早速、直行バスがでている駅へ向かう。列車の中で直行バスのサイトを再確認していると、いやーな予感。なんか朝しか便がないような風に読み取れるんだけど・・・。

 


半分あきらめ気味でとりあえず駅に到着し、バスターミナルをうろうろ。しばし表示を見渡してみてもそれらしきものが見つからない。駅に戻って駅員らしき人に聞いてみると・・

「パーク行きたいのか?明日の朝出直すことだな!」

ああ、やっぱり・・。しかしまだあきらめるのは早い。鉄道と路線バスを乗り継いでも行くことができるらしい。難易度は少々高いが、ここまできたらチャレンジでしょ。必死こいて調べて超大雑把な案内図を頼りに鉄道乗換え駅へ。ここで、いままで使ってきた市内を走る高架鉄道、地下鉄ではない別の列車に乗り換えないといけない。まだまだ痛む足でうろうろしてみるものの、駅が見つからない。

 


っていうかここどこよ?お店も人通りも少なく、日本人旅行者は来ることがないだろうと思われるようなところを不安になりながらうろうろしてると・・




あ!みえた!あれだ!




見えた方に向かって歩いていくと・・おお!これじゃね?って、あれ?改札とかは?とりあえず階段を上ってみると・・・

 


無 人 駅 ☆

切符売り場も時刻表も案内もなんもねーよ。誰も居ないホーム、果てしなく真っ直ぐに伸びる線路にしばし呆然。大して下調べできてない状況でここに来た列車に乗り込むのはなんか怖いよ。次何時に来るのかも分からんし、帰りの最終便も分からんし、調べる限りだと少なくとも帰りのバスの時間は結構早くなくなりそうな雰囲気だしで、明日帰国なのにホテルに戻れなくなるリスクはさすがにやべーかと思い断念する。

謎のチャレンジアドベンチャーですでに午後もいい時間。仕方ないので気を取り直してちょっと目星をつけておいたスポットへ向かう。

 




ダウンタウンから高架鉄道とタクシーで行ける範囲にあるパーク、NAVY PIER。いやまあ、パークといってもコースターがあるわけでもなく、埠頭にちょこちょことアトラクションがあったり、ショッピングアーケード的なものがあったりする感じ。日本で言ったら横浜みなとみらいとか神戸ハーバーランドあたりの感じかな。特に用事はないんだけど仮にも絶叫ツアーだし、少しでも趣旨に沿ったスポットということでどんなもんかチェックです。
 






ちょっと寂れた感じを予想してたんだけど、意外にも結構な賑わい。雰囲気もなかなかもよくて、歩いてるだけで楽しい気分になってくる。アトラクションもウェーブスインガーからIMAXシアター、サー カスとかのショーもあるようで、家族連れなら本気だせば一日遊べそうです。




お約束の観覧車ももちろん存在。後で知ったことだけどこの観覧車、シカゴ万博で作られた世界初の観覧車を元に作られたものなのだそう。「元に」ってとこがすごいのかなんなのか微妙な感じだけど、知ってたら乗ってみても良かったかな。




特にめぼしいものは無くふらふら歩いていると、船がたくさん停船していることに気づく。広大なミシガン湖の埠頭という場所柄、船遊びなアトラクションが充実しているようです。






その中の一つに用事発見!スピードボートがあるではないですか。Seadogだって。
 



三つあるコースの中から、一番激しいと思われるEXTREME THRILL RIDEをチョイス。




出発するとまずは注意事項などからはじまって面白トーク。いや、英語全然聞き取れないけど、みなさんの反応からたぶん面白トーク。




その後は音楽を大音量でがんがん鳴らしてみんなでひょーひょー言いながら、スピード走行。んでもって何箇所かで360°ターンしてぶん回してくれます。
この時はほぼ先頭の席に乗ってたんですが、ターンはドリフト状態でケツを振る感じなので、スリルを求める場合は後ろ寄りに乗るべきなのかもしれない。
それでも前の席でもなかなかに体が振られます。運がいいとしゃれにならないレベルで水しぶきばっしゃーんを頂けます。ばっしゃーんは後ろの方の席だけだったけど。




ミシガン湖から眺めるシカゴの町並みも堪能しつつ、30分程度で帰還。以上、38.37USD(2011年8月現在)。ちと高いかなあ、もうちょっと激しくしてくれないと満足できん。それでも少しでも絶叫っぽいことができたことに満足して次のスポットへ。






John Hancock Center。またしても展望スポット。こちらはWillis Towerのようなわくわくポイントは無いんですが、有名どころなので一応。






Willis Towerと比較して湖の岸辺に近く、ミシガン湖を一望できるし、逆を見ても立地的に摩天楼の後ろが湖ではなく、陸地の夜景が広がることもあり、景色的にはこっちの方が上かなあ、なんて感じた。 




NAVY PIERも見えますぜ。




こんな半屋外部分があるのも特徴。 写真左の夜景が見えてるところは金網な感じ。




あと、iPod touchらしきものが組み込まれた、映像&音声ガイドが無料で借りられるのも嬉しい。日本語にも対応。NAVY PIERの観覧車の情報はこれで得たものだったりします。




夜景を堪能して帰り道、なんか知らんが公道を馬車がうろうろ。観光用なんだろうけど、台数が普通じゃない。もうなんかタクシーの客待ち状態。




以上でツアー終了。翌日は空港にて空がまっくら超雷雨で、まさかのもう一難かと思いきや何事も無く予定の便で帰国。十数時間のエコノミーはやはりまだ堪えたようで、足がぱんぱんになりましたとさ。



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